瑞慶山洋斗(ずけやま・ひろと)さん 　大学1年にしては落ち着きのある 大人びた雰囲気を漂わせる。が、本人は 「おっちょこちょいなんですよ」とニッコリ笑う。 　今春、東京での生活を始めたばかりだ。 希望する大学がたまたま東京にあったからに過ぎない。 商学を専攻し、夏休み前までは授業で フィールドワークをこなした。「結構ハードでした」。 大学では英語サークルに加入している。 受験英語から本物の英語にブラッシュアップ中だ。 　大学卒業後は沖縄以外での就職を考えている。 「普段は沖縄に帰らなくても、帰る場所がある。 この気持ちが大切」と言い切る。 「東京の人は自分に合わない人は受け入れないところが あるのでは」と感じる。しかしこの厳しい環境で 自分の道を切り開いていくつもりだ。 　ただ、沖縄のDNAは頭と体に健在のようで、 「この前、実家からゴーヤーが届いたんですよ」と話す時には、 大人びた目が子供のように輝いていた。(W) 一橋大商学部1年(東京都国立市) 1983年生まれ。那覇市出身。東京都在住

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